【日本文学】《雪国》共读(54)连载中

2017-07-14来源: NHK听译学习网



雪国共读,赏味经典


米娜桑,晚上好,这里是日语之声。

今晚由主播饼饼继续为大家带来《雪国》连读。



不知不觉《雪国》连读已经陪大家走过这么多期了

大家收获之余有没有些许的感动呢?

如果有什么想对主播们说的话,

请积极在下方留言哟~~


中日对照


雪

国

島村はふっと涙が出そうになって、われながらびっくりした。それで一入、女に別れての帰りだと思った。


岛村情不自禁,眼泪都快夺眶而出,就连他自己也惊愕不已。此情此景,越发使他觉得这位老人是在同女子告别回家的。


偶然乗り合わせただけの二人とは夢にも思っていなかったのである。男は行商人(ぎょうしょうにん)かなにかだろう。


做梦也没想到他们两人只是偶然同车相遇。男的大概是跑单帮什么的。


蛾がが卵を産うみつける季節だから、洋服を衣桁いこうや壁にかけて出しっぱなしにしておかぬようにと、東京の家を出がけに細君さいくんが言った。来てみるといかにも、宿やどの部屋の軒端のきばに吊つるした装飾燈そうしょくとうには、玉蜀黍色とうもろこしいろの大きい蛾が六七匹も吸すいついていた。次の間まの三畳じょうの衣桁にも、小さいくせに胴どうの太い蛾がとまっていた。


离开东京的老家时,妻子吩咐过:现在正是飞蛾产卵的季节,西服不要挂在衣架或墙壁上。来了以后,果然发现吊在客栈房檐下的装饰灯上落着六七只黄褐色的大飞蛾。隔壁三铺席房间的衣架也落了一只,它虽小,但躯干却很粗壮。


窓はまだ夏の虫除よけの金網かなあみが張はったままであった。その網へ貼りつけたように、やはり蛾が一匹じっと静まっていた。檜皮色ひわだいろの小さい羽毛うもうのような触角しょっかくを突き出していた。しかし翅つばさは透すき通るような薄緑うすみどりだった。女の指の長さほどある翅だった。その向うに連つらなる国境こっきょうの山々やまやまは夕日ゆうひを受けて、もう秋に色づいているので、この一点の薄緑は反かえって死のようであった。前の翅と後の翅との重かさなっている部分だけは、緑が濃い。秋風あきかぜが来ると、その翅は薄紙うすがみのようにひらひらと揺れた。


窗户依然张挂着夏天防虫的纱窗。还有一只飞蛾,好像贴在纱窗上,静静地一动也不动,伸出了它那像小羽毛似的黄褐色的触角。但翅膀是透明的淡绿色,有女人的手指一般长。对面县界上连绵的群山,在夕晖晚照下,已经披上了秋色,这一点淡绿反而给人一种死的感觉。只有前后翅膀重叠的部分是深绿色。秋风吹来,它的翅膀就像薄纸一样轻轻地飘动。


生きているのかしらと島村が立ち上って、金網かなあみの内側うちがわから指で弾いても、蛾は動かなかった。拳こぶしでどんと叩たたくと、木の葉のようにぱらりと落ちて、落ちる途中から軽かろやかに舞い上った。


飞蛾是不是还活着呢?岛村站起身来,走了过去,隔着纱窗用手指弹了弹。它一动不动。用拳头使劲敲打,它就像一片树叶似地飘然落下,半途又翩翩飞舞起来。





共读《雪国》,赏味经典

本期主播:饼饼

本期小编:张唐

责任编辑:日语之声